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ずっと傍に……
第25章 約束…
リビングに行き蒼の横に座った。
「まずは母さんからだな…俺から受け取ったって送ってやれよ。それだけでいいんだよ」
横に座った私に話しかける蒼はいつもの蒼に戻っていた。
顔を見ると、何?と言ったように眉をひそめてスマホの画面をトントンと叩いてLINEを送れというサインをする。
だけど、いざ送ろうとすると何と送っていいのか迷ってしまう。
そんな私を見て、蒼はパパみたいに私の頭をガシガシと撫でる。
「母さんって怒ったことなかったよな。小言も言わない、勉強しろっても言わない。それってさ、信じてるって事だと思わない?俺らって両親に恵まれてるよな。何不自由なく過ごせてきたし、いつも信じて見守ってくれた。その母さんがさ。心を痛めてる。それを見てる俺は辛いよ…その母さんの心を楽にしてやれるのは陽葵だけなんだ…だから救ってやってよ。母さんの心…救ってやって」
蒼は私がLINEをしやすいように導いてくれる。
私が謝るためではなくママの心を救うためにと理由を作ってくれた。
「まずは母さんからだな…俺から受け取ったって送ってやれよ。それだけでいいんだよ」
横に座った私に話しかける蒼はいつもの蒼に戻っていた。
顔を見ると、何?と言ったように眉をひそめてスマホの画面をトントンと叩いてLINEを送れというサインをする。
だけど、いざ送ろうとすると何と送っていいのか迷ってしまう。
そんな私を見て、蒼はパパみたいに私の頭をガシガシと撫でる。
「母さんって怒ったことなかったよな。小言も言わない、勉強しろっても言わない。それってさ、信じてるって事だと思わない?俺らって両親に恵まれてるよな。何不自由なく過ごせてきたし、いつも信じて見守ってくれた。その母さんがさ。心を痛めてる。それを見てる俺は辛いよ…その母さんの心を楽にしてやれるのは陽葵だけなんだ…だから救ってやってよ。母さんの心…救ってやって」
蒼は私がLINEをしやすいように導いてくれる。
私が謝るためではなくママの心を救うためにと理由を作ってくれた。