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ずっと傍に……
第25章 約束…

「ありがとう…ちょっとね…外に出るのがしんどくて…買い物も出たくないぐらいだったんだ」

「だったら帰りに買い物して帰ろうぜ。」

「いいの?」

「陽葵ひとりじゃ重い物も買えないだろうし、あまり外に出たくないなら出た時に行くのが一番じゃないの?」

なんでもない事のように言ってのける蒼にホッとする。
きっと色々と聞かれるのが嫌で人を避けていたんだと、蒼の態度で気がついた
蒼は他のみんなのように大丈夫?とか何かあったら力になるよとか一切言わずに、友紀也が亡くなる前と同じ態度で接してくれる。
それが今の私には一番楽だった。
そんなことを考えているとランチの花籠御膳が運ばれてきた。
花籠の中には小さな9つの皿に一品ずつ飾られている。
それ以外に、かつおのたたきにおろし蕎麦、温玉にお寿司が3巻にお味噌と1,500円とは思えないほど豪華なランチだった。
花籠の中は和洋折衷で色々な味が楽しめて満足する。
だけど普段からあまり食べていない私には量が多すぎた。
半分も食べないうちにお腹いっぱいになり箸が進まない。
蒼に心配させないようにと頑張ったけど半分以上残すことになった。
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