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ずっと傍に……
第25章 約束…
箱詰めを受け取り、支払いは約束通り蒼が出してくれた。
帰りに駅前のスーパーに寄った。
あまり長居をしたくないから買いたいものを籠の中に放り込みレジに並ぶ。
いつも並んでいたおばさんの所しかあいていなくて並ぶと、いつもの視線を向けられた。
その視線が嫌で俯いたまま全ての品物が通されるのを待つしかなかった。
お会計を済ませてサッカー代で袋詰めをしていると、レジのおばさんと他のスタッフがこちらを見てコソコソと話をする。
そしてあの憐れんだ視線が絡みつく。
「陽葵…大丈夫か?」
俯いて下唇を噛みしめて耐えている私に蒼が気づき、顔を覗き込んでくる。
「あの…視線が嫌い…コソコソ話が嫌い…」
震える声に、蒼は私が示した方を向いた。
向いた瞬間にコソコソ話は止まった。
「あの人たち??」
頷くと蒼は平然とした態度でレジにいたスタッフに聞いた。
「何か言いたいことでも??」
「あっ…」
「この店は客の噂話をするんですか?何を知ってるかしりませんが…いい気分はしませんね。古澤さん?クレームとして上げさせていただきますよ」
帰りに駅前のスーパーに寄った。
あまり長居をしたくないから買いたいものを籠の中に放り込みレジに並ぶ。
いつも並んでいたおばさんの所しかあいていなくて並ぶと、いつもの視線を向けられた。
その視線が嫌で俯いたまま全ての品物が通されるのを待つしかなかった。
お会計を済ませてサッカー代で袋詰めをしていると、レジのおばさんと他のスタッフがこちらを見てコソコソと話をする。
そしてあの憐れんだ視線が絡みつく。
「陽葵…大丈夫か?」
俯いて下唇を噛みしめて耐えている私に蒼が気づき、顔を覗き込んでくる。
「あの…視線が嫌い…コソコソ話が嫌い…」
震える声に、蒼は私が示した方を向いた。
向いた瞬間にコソコソ話は止まった。
「あの人たち??」
頷くと蒼は平然とした態度でレジにいたスタッフに聞いた。
「何か言いたいことでも??」
「あっ…」
「この店は客の噂話をするんですか?何を知ってるかしりませんが…いい気分はしませんね。古澤さん?クレームとして上げさせていただきますよ」