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ずっと傍に……
第25章 約束…
言い淀むスタッフの名札を見て名指しできっぱりと言い切った蒼は、袋詰めを適当にして私の手を引いて店をでた。
コソコソ話をしていたスタッフは驚いたような顔をしていたけど、どこかスッとした。
「あれ、何なわけ??何噂されてんの?」
スッとした私とは違って蒼は怒り心頭で機嫌が悪い。
「たぶん…若くして夫を亡くした可哀想な女?そしてすぐに他の男と買い物に来る…節操のない女???」
「はぁ???その男って誰だよ」
蒼の会話についつい本当の事を喋ってしまって焦ったけど、一度口から出た言葉を取り消すことなんてできなかった。
疑うような視線にタジタジになりながらごまかそうと必死だった。
「えっと…竹吉さん?…そうそう。ほらっ、覚えてる?結婚式の時に来てくれた友紀也のお友達。一度、お線香を上げに来てくれたんだけど、その時に車だしてくれたの。…そして今日は蒼でしょう?どんだけ男いるんだよって思ってるのかもしれないね」
竹吉さんとのことは嘘ではないと自分に言い聞かせた。
信じてくれたかと蒼をちらっと見ると視線が合った。
やばい??
信じてくれてない?
そう思っていると、そうではなかった。
コソコソ話をしていたスタッフは驚いたような顔をしていたけど、どこかスッとした。
「あれ、何なわけ??何噂されてんの?」
スッとした私とは違って蒼は怒り心頭で機嫌が悪い。
「たぶん…若くして夫を亡くした可哀想な女?そしてすぐに他の男と買い物に来る…節操のない女???」
「はぁ???その男って誰だよ」
蒼の会話についつい本当の事を喋ってしまって焦ったけど、一度口から出た言葉を取り消すことなんてできなかった。
疑うような視線にタジタジになりながらごまかそうと必死だった。
「えっと…竹吉さん?…そうそう。ほらっ、覚えてる?結婚式の時に来てくれた友紀也のお友達。一度、お線香を上げに来てくれたんだけど、その時に車だしてくれたの。…そして今日は蒼でしょう?どんだけ男いるんだよって思ってるのかもしれないね」
竹吉さんとのことは嘘ではないと自分に言い聞かせた。
信じてくれたかと蒼をちらっと見ると視線が合った。
やばい??
信じてくれてない?
そう思っていると、そうではなかった。