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ずっと傍に……
第25章 約束…
初めて聞く、ユキの弱音。
私の傍で私を支えてくれている裏で、自分が誰なのか分からず苦しんでいたユキ。
どんな思いで私を抱いてくれていたんだろう。
「陽葵??」
考え込んでいると、ユキが心許ない表情で私の名前を呼んだ。
「私も、まだユキには傍にいて欲しい…ユキがいない生活なんて想像もできない…ユキに家族がいるならって寂しいけど帰してあげなきゃって思ったけど…。まだ傍にいてくれる?」
「陽葵が望むのであれば、いつまでも傍にいますよ…それが約束…出会った時に約束したことです」
約束したこと。
私の心が癒されるまで傍にいてくれるという約束。
「うん…約束だよ…私の心が癒されるまで…ずっと傍にいてね」
私の心が癒されることなんてあるのだろうか
友紀也を亡くした悲しみが消える事なんてあるのだろうか。
それは分からない。
だけど、私の心が癒されるまで傍にいてくれるというのなら、何も考えずにユキの傍にいよう。
それで、きっとユキも救われる。
一緒にいることでお互いが救われるのなら、ずっとこのままがいい…
私の傍で私を支えてくれている裏で、自分が誰なのか分からず苦しんでいたユキ。
どんな思いで私を抱いてくれていたんだろう。
「陽葵??」
考え込んでいると、ユキが心許ない表情で私の名前を呼んだ。
「私も、まだユキには傍にいて欲しい…ユキがいない生活なんて想像もできない…ユキに家族がいるならって寂しいけど帰してあげなきゃって思ったけど…。まだ傍にいてくれる?」
「陽葵が望むのであれば、いつまでも傍にいますよ…それが約束…出会った時に約束したことです」
約束したこと。
私の心が癒されるまで傍にいてくれるという約束。
「うん…約束だよ…私の心が癒されるまで…ずっと傍にいてね」
私の心が癒されることなんてあるのだろうか
友紀也を亡くした悲しみが消える事なんてあるのだろうか。
それは分からない。
だけど、私の心が癒されるまで傍にいてくれるというのなら、何も考えずにユキの傍にいよう。
それで、きっとユキも救われる。
一緒にいることでお互いが救われるのなら、ずっとこのままがいい…