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ずっと傍に……
第25章 約束…
いつもだったら一度では満たされない身体も、今日はこれだけで十分だった。
だから私はそのままユキの上に身体を預け抱き付いたまま時を過ごした。
「今日は蒼くんのお陰でみんなと仲直りできてよかったですね」
しばらく抱き合っていると、髪の毛を優しく撫でながらユキが口を開いた。
「誰も陽葵に言えなかった言葉…陽葵を思うからこそ言えない言葉。それとは正反対に陽葵を思うからこそ言ってくれる言葉。どちらも正しくて、どちらも陽葵を思っての事…ですが、後者は言う方も辛い…きっと蒼くんも色々と悩んで今日は足を運んでくれたんだと思います。本当だったら抱きしめて優しい言葉をかけてあげたい…だけどそれだと誰も救われない、陽葵さえも救われない。そう思ったんでしょう…だから敢えて悪役を演じた。冷たい言葉を浴びせながらも、その言葉の中に愛情を感じました…本当に陽葵はみんなに愛されていますね。どんな形にしろ…陽葵は愛されている」
だから私はそのままユキの上に身体を預け抱き付いたまま時を過ごした。
「今日は蒼くんのお陰でみんなと仲直りできてよかったですね」
しばらく抱き合っていると、髪の毛を優しく撫でながらユキが口を開いた。
「誰も陽葵に言えなかった言葉…陽葵を思うからこそ言えない言葉。それとは正反対に陽葵を思うからこそ言ってくれる言葉。どちらも正しくて、どちらも陽葵を思っての事…ですが、後者は言う方も辛い…きっと蒼くんも色々と悩んで今日は足を運んでくれたんだと思います。本当だったら抱きしめて優しい言葉をかけてあげたい…だけどそれだと誰も救われない、陽葵さえも救われない。そう思ったんでしょう…だから敢えて悪役を演じた。冷たい言葉を浴びせながらも、その言葉の中に愛情を感じました…本当に陽葵はみんなに愛されていますね。どんな形にしろ…陽葵は愛されている」