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ずっと傍に……
第26章 道しるべ…
「陽葵…続きはベッドルームでしましょか」
「えっ…まだするの?」
耳元でボソリと呟かれて驚いて声をあげると、ユキは楽しそうに笑った。
「冗談ですよ。お腹もすいたのでチャーハンを作ってください。」
「もう…作ってる最中にいらずらするユキが悪い!!もうお昼抜き!!夕方までお腹を空かせてなさい!!」
少しきつめに言えば、シュンとするユキは本当に子犬の様だと思う。
私がいないと生きていけない子犬…
だからユキには甘くなるし一人にできないと母性反応をくすぐる。
「ユキはそこ片付けて、私は続きつくるから」
あまりにも落ち込んでいるので可哀想になり声をかける。
その言葉にパァと顔を輝かせるユキは私たちの情事の後片付けを始めた。
その間にチャーハンの続きに取り掛かる。
チラチラと後始末をしているユキを見て、さっきまでここでエッチな事をしていたと思うと恥ずかしくなる。
だけど、それを思い出さないようにしてチャーハンとお吸い物を手際よく作って行った。