この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第26章 道しるべ…
甲斐田さんの話は全て理解できた。
そして、私がすることが何一つないということも理解した。
それだけ友紀也と甲斐田さんが色々としてくれたってことになる。
甲斐田さんと志保さんは何かあったらすぐに電話をしてねと言って帰って行った。
私は直ぐにママに電話をかけて、今聞いた話をそのまま話した。
「本当に私が相続していい?」
それが正直な気持ちだった。
何もしていない私が、こんなものを相続して良いのか簡単には決められない。
『陽葵は…これからどうするつもりなの?仕事とか…』
相続の話ではなくこれからの事を聞かれた。
仕事…何も考えてはいない。
「まだ何も…」
『そうね。四十九日が過ぎたばかりだものね。…だけど一生そのままってわけにはいかないって分かってる?』
「…分かってる…分かってるけど…何をどうしたらいいのか分からない…」
正直なところを話すとママは少し考えていた。
沈黙は苦手だ。
そして、私がすることが何一つないということも理解した。
それだけ友紀也と甲斐田さんが色々としてくれたってことになる。
甲斐田さんと志保さんは何かあったらすぐに電話をしてねと言って帰って行った。
私は直ぐにママに電話をかけて、今聞いた話をそのまま話した。
「本当に私が相続していい?」
それが正直な気持ちだった。
何もしていない私が、こんなものを相続して良いのか簡単には決められない。
『陽葵は…これからどうするつもりなの?仕事とか…』
相続の話ではなくこれからの事を聞かれた。
仕事…何も考えてはいない。
「まだ何も…」
『そうね。四十九日が過ぎたばかりだものね。…だけど一生そのままってわけにはいかないって分かってる?』
「…分かってる…分かってるけど…何をどうしたらいいのか分からない…」
正直なところを話すとママは少し考えていた。
沈黙は苦手だ。