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ずっと傍に……
第28章 幸せの時の中で…

「ママが何と言おうと私の意志は変わらない…この子は産みます。」

お互いが一歩も引かずに話がおさまることはなかった。
パパと蒼はただただ見守るだけで、私たち2人の言い合いに口を挟む余地はない。

「産むって簡単に言うけど…どこで生活するの?お金は?」

感情的な説得がダメだと分かったママは、今度は物理的に攻撃してきた。

「住むところもお金も…私は持ってる…ママの手は一切煩わせることはないから、ほっといて」

「まさかとは思うけど…友紀也さんが残してくれたマンションに住むとは言わないでしょうね…そして彼が残してくれたお金をあてにしてないでしょうね」

察しが良いママは私の考えを読んで、今までにない冷たい視線を私に向ける。

「そのまさかよ。あの家で子供は育て―――――」


パシッ


二度目のママの平手が頬を叩く。
ママは顔を真っ赤にして、もう一度反対側の頬を叩いた。
もう一度叩こうとした時に、パパはママの腕を取りやめさせた。
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