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ずっと傍に……
第28章 幸せの時の中で…

「…陽葵さ…子供を産む産まないの前に…自分の身体労わってあげなよ…倒れたのだって食べてないからだって…学先生?言ってた。そんな身体で子供産めんの?」

それは当然な意見で、こんな身体で赤ちゃんが育つはずがない。
元気な赤ちゃんを産めるように、まずは私がしっかりしないといけない。

「そうですね。私が頑張らないといけないですよね」

正直、今は身体が重い。
ママと言いあったせいで、軽く眩暈までしている。
学先生からは興奮することが一番いけないと言われていたのを忘れて口論して興奮してしまった結果で、ママになるという自覚がない。

「恭平さん…色々すいませんでした…こんな所までつきあってもらって」

「いや…途中で倒れた時はびっくりしたけど、近くを学先生が通りかかってよかったよ。すぐに対処してくれたしね。」

私が倒れて恭平さんが私の名前を呼んでいる時に、出勤している学先生が倒れている私をみつけて救急車と応急処置をしてくれたという。
恭平さんはユキの事は話さず、もしかしたら妊娠しているかもしれないとだけ話してくれたらしい。
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