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ずっと傍に……
第28章 幸せの時の中で…
検査が終わり、妊娠していると分かった時、学先生は恭平さんに詰め寄ったらしいけど、相手が恭平さんではないと分かり事なきを終えたと教えてくれた。
学先生もきっと良い気はしていない。
可愛がっていた友紀也が亡くなって半年で、その奥さんは他の男の子供を身籠ったんだから。
だから、学先生が嫌なら他の病院を紹介してもらい転院すると伝えたけど、最後まで面倒を見るからと産むことを理解してくれた。
「とりあえず、陽葵が産む決心をしたのなら俺は何も言わないよ。陽葵が簡単に物事を考える子じゃないことは分かってるからね。何かあったら相談して。俺に相談しにくいことだったら夕実でもいいし」
「私…夕実さんと一回しか会ってないよ」
あのケーキバイキングで一度しか会っていない夕実さんに相談なんて無理に決まっている。
それに、彼氏が他の女と仲良くしているのは彼女としていい気分ではないと思う。
「夕実…陽葵に会いたがってる。今、俺たちが付き合えてるのは陽葵のおかげだから会ってお礼をしたいって…だから、陽葵さえよければ会ってやってよ。」
私は何もしていないのにと思いながらも、夕実さんが会いたいと思っているのならばと一度会うことにした。
その事を恭平さんが夕実さんに話すと、次の日には顔を出してくれた。
学先生もきっと良い気はしていない。
可愛がっていた友紀也が亡くなって半年で、その奥さんは他の男の子供を身籠ったんだから。
だから、学先生が嫌なら他の病院を紹介してもらい転院すると伝えたけど、最後まで面倒を見るからと産むことを理解してくれた。
「とりあえず、陽葵が産む決心をしたのなら俺は何も言わないよ。陽葵が簡単に物事を考える子じゃないことは分かってるからね。何かあったら相談して。俺に相談しにくいことだったら夕実でもいいし」
「私…夕実さんと一回しか会ってないよ」
あのケーキバイキングで一度しか会っていない夕実さんに相談なんて無理に決まっている。
それに、彼氏が他の女と仲良くしているのは彼女としていい気分ではないと思う。
「夕実…陽葵に会いたがってる。今、俺たちが付き合えてるのは陽葵のおかげだから会ってお礼をしたいって…だから、陽葵さえよければ会ってやってよ。」
私は何もしていないのにと思いながらも、夕実さんが会いたいと思っているのならばと一度会うことにした。
その事を恭平さんが夕実さんに話すと、次の日には顔を出してくれた。