この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ずっと傍に……
第28章 幸せの時の中で…
最後には大地くんの胸の中で声を出して泣き出してしまった。
志保さんからしてみれば、裏切られたと思うのも無理はない。

「ヒナ…今回のことはさすがに俺も…あんまりだと思う…。もし産むと決めたんなら、あのマンションは出て…紀也さんの遺産はすべて返すべきだ」

いつも私の味方だった大地くんは、今回は味方でいるつもりはないらしい。
彼女と友達の私との板挟みになれば彼女を取るのは当然で、責めるつもりも資格もない。
今まで傍で支えてもらっただけでもありがたいと思う。

「…志保さん…大地くん…ごめんね。でも、私はこの子とあのマンションで暮らすの…あの部屋を出ていくことはできない…ごめんね…」

それしか説明できなかった。
ユキのことも、夢の中で友紀也と話した言葉も、きっと誰も信じてくれない。
ただ都合のいいように話しているだけだと思われるだけ。
だったら何も言わない方がいい。
ふしだらと言われようと、酷い女と言われようと口を噤むしかなかった。
/1528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ