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ずっと傍に……
第28章 幸せの時の中で…
高速道路を30分程走り、下に降りて少し進むと駅に面したお店の駐車場に車は停まった。
見た感じは普通のお店で、昔からある洋食屋さんだった。
慣れた手つきでドアを開ければカランカランと懐かしい音が響いた。
「いらっしゃ…恭平か。夕実も一緒か?」
夕実さんも顔なじみの様で赤と黒のチェックのエプロンをした真っ白な頭をした年配の方が気さくに恭平さんに声をかけていた。
その後ろから顔を出して少しだけ会釈をすると、その人は優しく笑った。
その笑顔をどこかでみたことがあると思う。
「友達も一緒か…ちっこい子がいるなら座敷使え。お昼のピークは過ぎたからゆっくりすればいい」
奥に通され座敷にあがると、今度は年配の女性がお茶と水を出してくれた。
恭平さんからメニュー表を渡され眺めていると、夕実さんが美麻ちゃんを抱っこして店内に入ってきた。
「ただいま」
「ああ。おかえり。美麻~大きくなったなぁ」
その会話に首を傾げていると、恭平さんが教えてくえた。
「ここ、夕実の実家。前に話したよね。浩司の実家が洋食屋だって」
美味しいパスタを作ってもらった時に、そんな会話をしたことを思い出した。
見た感じは普通のお店で、昔からある洋食屋さんだった。
慣れた手つきでドアを開ければカランカランと懐かしい音が響いた。
「いらっしゃ…恭平か。夕実も一緒か?」
夕実さんも顔なじみの様で赤と黒のチェックのエプロンをした真っ白な頭をした年配の方が気さくに恭平さんに声をかけていた。
その後ろから顔を出して少しだけ会釈をすると、その人は優しく笑った。
その笑顔をどこかでみたことがあると思う。
「友達も一緒か…ちっこい子がいるなら座敷使え。お昼のピークは過ぎたからゆっくりすればいい」
奥に通され座敷にあがると、今度は年配の女性がお茶と水を出してくれた。
恭平さんからメニュー表を渡され眺めていると、夕実さんが美麻ちゃんを抱っこして店内に入ってきた。
「ただいま」
「ああ。おかえり。美麻~大きくなったなぁ」
その会話に首を傾げていると、恭平さんが教えてくえた。
「ここ、夕実の実家。前に話したよね。浩司の実家が洋食屋だって」
美味しいパスタを作ってもらった時に、そんな会話をしたことを思い出した。