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ずっと傍に……
第28章 幸せの時の中で…

「でもさ…幼稚園だと教師になるのは無理なんじゃないの?送り迎えが必要だろうし…どうしても今なりたいなら保育園か両親に手伝ってもらうかだけど…まだ仲直りしてないんだよね」

その言葉にコクリと頷き苦笑い。
最後に会ったのは私が倒れて病院に運ばれたあの日以来。
あれから連絡さえ取ってはいない。
一度だけ…友也が生まれた時に無事に生まれた事と名前を友也にした事、そして生まれたばかりの写真を家族LINEに送った。
既読になっても返事が戻ってくることはなかった。

「友也を産んだ事を今でも許せないんだと思います…仕方がないですよね…何も知らなかったら許せる事じゃないと思いますし…ふたりが信じてくれてるのが不思議なぐらいです」

「俺は…理由はどうあれ、友也のおかげで陽葵は生きようとした。それが重要だと思ってる。もし友也がいなかったら…きっと陽葵はここにいないんだろうと思うからさ…友也を授かったのもやっぱり偶然じゃないって思うよ。友紀也さんの言う通り全ては繋がってる…陽葵が生きるために…俺はそう思う」

「両親も…そう思ってくれるといいんですけど…」
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