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ずっと傍に……
第28章 幸せの時の中で…
だけど、友也の為に力になってくれる人が出来たことは心強い。
今は女の私でもどうにかできているけど、もっと大きくなり思春期になった時、きっと男の人じゃないと分からないことが増えてくるはず。
その時に、蒼が傍にいてくれたら心強い。
「…蒼…ありがとう…うれしい」
「はっ??何泣いてんだよ…いくつになっても陽葵は泣き虫だな」
嬉しくて涙を流すと、慌てる蒼は昔と変わらない。
口が悪いけど、いつも私を心配してくれる。
そんな昔と変わらないやりとりをしていると、時間はあっというまに過ぎて夕日も沈みはじめた。
「そろそろ帰るね。」
起きる気配がない友也を抱きなおして立ち上がろうとすると、蒼に服を掴まれ立つことができなかった。
「なぁ…何か用事があって来たんだろう?じゃなかったら3年も連絡してこなかったのに来るはずないよな…」
蒼の言葉にここに来た理由を思い出した。
だけど、パパがいない時に話すようなことでもなかった。
「ちょっとね…パパにお願いしたいことがずっとあったんだ。だけど、あんな別れた方しちゃったから来づらかったんだけど…」
そう前置きして、先日恭平さんたちと行った洋食店での話をした。
今は女の私でもどうにかできているけど、もっと大きくなり思春期になった時、きっと男の人じゃないと分からないことが増えてくるはず。
その時に、蒼が傍にいてくれたら心強い。
「…蒼…ありがとう…うれしい」
「はっ??何泣いてんだよ…いくつになっても陽葵は泣き虫だな」
嬉しくて涙を流すと、慌てる蒼は昔と変わらない。
口が悪いけど、いつも私を心配してくれる。
そんな昔と変わらないやりとりをしていると、時間はあっというまに過ぎて夕日も沈みはじめた。
「そろそろ帰るね。」
起きる気配がない友也を抱きなおして立ち上がろうとすると、蒼に服を掴まれ立つことができなかった。
「なぁ…何か用事があって来たんだろう?じゃなかったら3年も連絡してこなかったのに来るはずないよな…」
蒼の言葉にここに来た理由を思い出した。
だけど、パパがいない時に話すようなことでもなかった。
「ちょっとね…パパにお願いしたいことがずっとあったんだ。だけど、あんな別れた方しちゃったから来づらかったんだけど…」
そう前置きして、先日恭平さんたちと行った洋食店での話をした。