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ずっと傍に……
第29章 きっかけ…
友也がお腹にいると時、大喧嘩をして別れたままで一度も連絡を取る事をしなかった。
友也を育てる事に懸命で咲たちの事を考える余裕がなかった。
そしてそれを理由に逃げていたんだと思う。
これ以上、嫌われたくなかったから。
会わずにいれば、今以上に関係が拗れる事はないと逃げていたのは私…
なのに、咲はこうやって手紙をくれた。
拓くんと結婚するから、その式に出て欲しいと…
もちろん行きたいと思う。
だけど、拓くんと大地くんは親友だから、きっと大地くんも参列する。
それに千佳だって来ないわけがない。
咲の晴れ舞台の日に私が行って、険悪のムードだけは避けたいと思うと招待状の返事を送れないでいた。
「ママ?お外にいきたい…だめ?」
お昼寝から起きた友也が、私の洋服の袖を引っ張りながら顔色を伺う。
「いいよ。お外で遊んでから買い物に行こうか?」
そう言うと、パァと表情を輝かせ出かける準備をする。
そしていつものように友紀也とユキにいってきますの挨拶をして手を繋いで近所の公園に足を向けた。
友也を育てる事に懸命で咲たちの事を考える余裕がなかった。
そしてそれを理由に逃げていたんだと思う。
これ以上、嫌われたくなかったから。
会わずにいれば、今以上に関係が拗れる事はないと逃げていたのは私…
なのに、咲はこうやって手紙をくれた。
拓くんと結婚するから、その式に出て欲しいと…
もちろん行きたいと思う。
だけど、拓くんと大地くんは親友だから、きっと大地くんも参列する。
それに千佳だって来ないわけがない。
咲の晴れ舞台の日に私が行って、険悪のムードだけは避けたいと思うと招待状の返事を送れないでいた。
「ママ?お外にいきたい…だめ?」
お昼寝から起きた友也が、私の洋服の袖を引っ張りながら顔色を伺う。
「いいよ。お外で遊んでから買い物に行こうか?」
そう言うと、パァと表情を輝かせ出かける準備をする。
そしていつものように友紀也とユキにいってきますの挨拶をして手を繋いで近所の公園に足を向けた。