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ずっと傍に……
第29章 きっかけ…
お風呂に入れてベッドで寝かしつけて、いつものようにソファーでくつろいでいるとスマホが鳴った。
画面には久しぶりの友人の名前が浮かび上がっていた。
かけてきた理由はなんとなく分かる。
今週末までに返事を出さないといけないのにまだ出してない私への催促…
『…陽葵?』
スマホをタップして電話に出ると懐かしい声が耳に届いた。
「…咲…」
私も咲の名前を呼べば、その後の会話が続かずシーンと静まり返る。
「えっ…っと…結婚…おめでとう」
『…うん。ありがとう…………招待状…届いた…かな…?』
「うん…届いてる…手紙もありがとう」
お互いにお互いの出方を見ながら会話をする。
『ううん…あのね…今日は…招待状の返信がなかったから……』
「今週末…までだったもんね…ごめん…」
気まずい雰囲気が電話越しでも伝わってくる。
そうさせてるのは私…
「咲…ごめんね…。行きたいっては思うんだけど…千佳や大地くんも来ると思うと…私は行かない方がいいんじゃないかって思うの…特に大地くんは私と会うの嫌じゃないかって」
画面には久しぶりの友人の名前が浮かび上がっていた。
かけてきた理由はなんとなく分かる。
今週末までに返事を出さないといけないのにまだ出してない私への催促…
『…陽葵?』
スマホをタップして電話に出ると懐かしい声が耳に届いた。
「…咲…」
私も咲の名前を呼べば、その後の会話が続かずシーンと静まり返る。
「えっ…っと…結婚…おめでとう」
『…うん。ありがとう…………招待状…届いた…かな…?』
「うん…届いてる…手紙もありがとう」
お互いにお互いの出方を見ながら会話をする。
『ううん…あのね…今日は…招待状の返信がなかったから……』
「今週末…までだったもんね…ごめん…」
気まずい雰囲気が電話越しでも伝わってくる。
そうさせてるのは私…
「咲…ごめんね…。行きたいっては思うんだけど…千佳や大地くんも来ると思うと…私は行かない方がいいんじゃないかって思うの…特に大地くんは私と会うの嫌じゃないかって」