この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第29章 きっかけ…
せっかく電話をかけてきてくれた咲に本当の気持ちを伝えた。
私が行って素敵な雰囲気を壊したくないと伝えると、一言、馬鹿と言われる。
『そんなこと気にしないでよ。千佳にも大地くんにも陽葵を呼んだ事言ってある…何も言わないけど心配してる…。…元気にやってる?』
「…うん。元気だよ」
『そう…あの時の子供…元気?』
あの時の子供…
咲は友也の名前も知らない。
その事実が悲しかった。
「友也…友也って言うの…もう6歳…毎日が大変だけど充実してる…」
『友也くんか…一緒に来て欲しい…私の結婚式…ダメ…かな?』
「行っても大丈夫?迷惑じゃない?」
『迷惑なわけないじゃん。ずっと…ずっと陽葵と仲直りしたかったんだよ…だけどあんな酷い事言って…電話も出来なかった…陽葵に来て欲しい…祝福してほしい…』
その咲の言葉に行くことにした。
千佳と大地くんに会うのは怖い。
下手すると志保さんも来るかもしれない。
またあんな冷たい目で見られるかもしれないと思うと怖かった。
それでも、咲が来て欲しい、祝福してほしいと電話までしてきてくれたんだからと行くことに決めた。
私が行って素敵な雰囲気を壊したくないと伝えると、一言、馬鹿と言われる。
『そんなこと気にしないでよ。千佳にも大地くんにも陽葵を呼んだ事言ってある…何も言わないけど心配してる…。…元気にやってる?』
「…うん。元気だよ」
『そう…あの時の子供…元気?』
あの時の子供…
咲は友也の名前も知らない。
その事実が悲しかった。
「友也…友也って言うの…もう6歳…毎日が大変だけど充実してる…」
『友也くんか…一緒に来て欲しい…私の結婚式…ダメ…かな?』
「行っても大丈夫?迷惑じゃない?」
『迷惑なわけないじゃん。ずっと…ずっと陽葵と仲直りしたかったんだよ…だけどあんな酷い事言って…電話も出来なかった…陽葵に来て欲しい…祝福してほしい…』
その咲の言葉に行くことにした。
千佳と大地くんに会うのは怖い。
下手すると志保さんも来るかもしれない。
またあんな冷たい目で見られるかもしれないと思うと怖かった。
それでも、咲が来て欲しい、祝福してほしいと電話までしてきてくれたんだからと行くことに決めた。