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ずっと傍に……
第29章 きっかけ…
私たちに近づき咲と瞳が合うと、咲は泣きそうに顔を歪めた。
そして、私の横にくると少しの間だけ足を止めて、私の手を取り一粒の涙を流しながら微笑んでくれた。
「来てくれてありがとう…後でゆっくり話そう?」
「うん…咲…すごくきれい…また後でね」
そう言いながら、友也の背中を押すと友也は椅子に立ち上がりにっこりと笑った。
「咲お姉ちゃん、おめでとうございます!!」
大きな声でにこやかに挨拶する友也に咲も、拓くんも、他の参列の人たちもほっこり心が和んだ感じだった。
「友也くん?ありがとう。また後でお話しようね」
「うん」
褒められた友也は上機嫌で椅子に座り直し、私に向かってにっこり微笑む。
「一生懸命練習してよかったね。咲おねえちゃん喜んでたね」
「うん。ボク頑張ったよ。咲おねえちゃん、きれいだね」
興奮しているのか色々と話したがる友也を落ち着かせ、出てくる料理を楽しみながら余興などで時間はあっという間に過ぎていった。
その間、千佳とも大地くんとも一言も喋ってはいない。
それどころか、目さえあわせてくれなかった。
そして、私の横にくると少しの間だけ足を止めて、私の手を取り一粒の涙を流しながら微笑んでくれた。
「来てくれてありがとう…後でゆっくり話そう?」
「うん…咲…すごくきれい…また後でね」
そう言いながら、友也の背中を押すと友也は椅子に立ち上がりにっこりと笑った。
「咲お姉ちゃん、おめでとうございます!!」
大きな声でにこやかに挨拶する友也に咲も、拓くんも、他の参列の人たちもほっこり心が和んだ感じだった。
「友也くん?ありがとう。また後でお話しようね」
「うん」
褒められた友也は上機嫌で椅子に座り直し、私に向かってにっこり微笑む。
「一生懸命練習してよかったね。咲おねえちゃん喜んでたね」
「うん。ボク頑張ったよ。咲おねえちゃん、きれいだね」
興奮しているのか色々と話したがる友也を落ち着かせ、出てくる料理を楽しみながら余興などで時間はあっという間に過ぎていった。
その間、千佳とも大地くんとも一言も喋ってはいない。
それどころか、目さえあわせてくれなかった。