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ずっと傍に……
第30章 助けて…
たわいもない話をしながら歩いていると、友也が蒼の名前を呼んで駆け出して行った。
その先を見ると校門前に蒼が立っている
「蒼どうしたの?」
「父親参観って聞いてたから、どんなもんかなって顔出してみた…俺入っても大丈夫かな?」
慌てて駆け寄って聞くと、そんな返事が返ってきた。
心配して父親代わりとして来てくれたのは嫌でも分かる。
「大丈夫だよ。ありがとね。さすがにドッチボールは私無理だし」
「はっ?ドッチボール??運動音痴の陽葵には無理無理」
馬鹿にする蒼にムッとするけど、顔を出してくれた事はうれしかった。
初めてできた甥っ子がかわいいらしく、とにかく甘やかす。
社会人になりお金を稼ぐようになったら蒼は、友也が欲しいというものは何でも買い与えて、今では良きパパぶりを発揮している。
そして、パパとママとは未だに会えていない。
蒼が間を取り持ってくれようとしたけど頑なに拒否されている。
それは仕方がないと思いながらも、友也の為に、どうしても会わなければならなかった。
その先を見ると校門前に蒼が立っている
「蒼どうしたの?」
「父親参観って聞いてたから、どんなもんかなって顔出してみた…俺入っても大丈夫かな?」
慌てて駆け寄って聞くと、そんな返事が返ってきた。
心配して父親代わりとして来てくれたのは嫌でも分かる。
「大丈夫だよ。ありがとね。さすがにドッチボールは私無理だし」
「はっ?ドッチボール??運動音痴の陽葵には無理無理」
馬鹿にする蒼にムッとするけど、顔を出してくれた事はうれしかった。
初めてできた甥っ子がかわいいらしく、とにかく甘やかす。
社会人になりお金を稼ぐようになったら蒼は、友也が欲しいというものは何でも買い与えて、今では良きパパぶりを発揮している。
そして、パパとママとは未だに会えていない。
蒼が間を取り持ってくれようとしたけど頑なに拒否されている。
それは仕方がないと思いながらも、友也の為に、どうしても会わなければならなかった。