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ずっと傍に……
第30章 助けて…
友也が行った遠足の場所は時田病院からそれほど離れていない公園だから、私より病院に到着すると思い学先生に電話をかけた。
「どうしたね」
学先生は直ぐに出てくれて、声を聞くだけど少しホッとする。
「友也が遠足先で怪我を…出血が酷くて先生の所に向かってるって…先生…どうしよう…友也…」
どうにか必要な事だけ言葉にして伝えた。
「落ち着きなさい。とりあえず友也の輸血の準備をして診察できるように手配はする。陽葵くんは焦らずに来るといい。大丈夫。子供はすぐに怪我をするもんだ。案外平気かもしれないよ」
私を安心させるための言葉だと分かっていても、学先生がそう言うと本当に大丈夫なんじゃないかと思えてくる。
それでも早く友也に会いたくて、家の中はそのままで時田病院に急いだ。
病院に到着すると戸田先生が私に掛けって頭を下げた。
「桜木さんのおかげですぐに見てもらうことが出来ました。…私の不注意で本当に申し訳ありません。」
「それより…友也は大丈夫なんですか?いったい何があったんですか?」
謝罪の言葉より、友也がどういう状況なのか知りたかった。
「どうしたね」
学先生は直ぐに出てくれて、声を聞くだけど少しホッとする。
「友也が遠足先で怪我を…出血が酷くて先生の所に向かってるって…先生…どうしよう…友也…」
どうにか必要な事だけ言葉にして伝えた。
「落ち着きなさい。とりあえず友也の輸血の準備をして診察できるように手配はする。陽葵くんは焦らずに来るといい。大丈夫。子供はすぐに怪我をするもんだ。案外平気かもしれないよ」
私を安心させるための言葉だと分かっていても、学先生がそう言うと本当に大丈夫なんじゃないかと思えてくる。
それでも早く友也に会いたくて、家の中はそのままで時田病院に急いだ。
病院に到着すると戸田先生が私に掛けって頭を下げた。
「桜木さんのおかげですぐに見てもらうことが出来ました。…私の不注意で本当に申し訳ありません。」
「それより…友也は大丈夫なんですか?いったい何があったんですか?」
謝罪の言葉より、友也がどういう状況なのか知りたかった。