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ずっと傍に……
第30章 助けて…
暫く考えた後に、ギュッと私の手を握りしめて抱っこしてほしそうに見つめてくる。
だけど背中を怪我している今、抱きしめてあげられないのが辛い。
「友也…背中を怪我してるの。今は痛くないけどね。背中をベッドに付けると痛いからこのままの姿勢…しばらくは抱っこもできない…我慢できる?」
「抱っこ…してくれない?」
初めての怪我と病院、不安でたまらないのか涙目になりながらも私の言葉を理解しようとする。
「ごめんね。ママが友也の背中を触ると痛いの…しばらくの間だから我慢してくれる?」
「…それは…ママのお願い?」
「そう…ママのお願い。聞いてくれる?」
この言葉を言うと、友也は絶対に嫌だとは言わないから敢えて使った。
「…分かった…僕、我慢する…」
無理に笑う友也の健気な姿に私の方が泣きそうになる。
痛みさえなければギュッと抱きしめて大丈夫だよと伝えてあげたい。。
「ねぇ…ママ??その人だぁ~れ?」
友也は私の後ろにいるパパを指さして聞いた。
初めて会うおじいちゃん。
だけど背中を怪我している今、抱きしめてあげられないのが辛い。
「友也…背中を怪我してるの。今は痛くないけどね。背中をベッドに付けると痛いからこのままの姿勢…しばらくは抱っこもできない…我慢できる?」
「抱っこ…してくれない?」
初めての怪我と病院、不安でたまらないのか涙目になりながらも私の言葉を理解しようとする。
「ごめんね。ママが友也の背中を触ると痛いの…しばらくの間だから我慢してくれる?」
「…それは…ママのお願い?」
「そう…ママのお願い。聞いてくれる?」
この言葉を言うと、友也は絶対に嫌だとは言わないから敢えて使った。
「…分かった…僕、我慢する…」
無理に笑う友也の健気な姿に私の方が泣きそうになる。
痛みさえなければギュッと抱きしめて大丈夫だよと伝えてあげたい。。
「ねぇ…ママ??その人だぁ~れ?」
友也は私の後ろにいるパパを指さして聞いた。
初めて会うおじいちゃん。