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ずっと傍に……
第31章 進むべき道…
行った先に目線を向ければ校長室。
校長と何を話しているのかと気になりながら、大人しくお絵かきをしている友也と小林先生が戻ってくるのを待っていた。
10分ほど経つと、小林先生はひとりの男性と戻ってきた。
校長先生かと思ったけど、出てきたのは見知った先生だった。
「三輪田先生???」
「覚えててくれてたのか。嬉しいなぁ」
中低域の魅力的な声は相変わらずで、バリトンボイスで名前を呼ばれてキャーキャーと騒いでいた女の子たちを思い出した。
「相変わらず素敵な声ですね」
「大人になってお世辞まで言えるようになったか…お前は俺に興味なかったんだろう?興味は桜木先生」
「えっ…あのっ…」
ウインクまでされてドキッとした。
小林先生に目線をやると、小さく首を横に振られたから、私と友紀也の事はバレていないと分かりホッとした。
「あの時は、桜木先生にご執心だったからな。でもまさか…結婚するとは思わなかったが…卒業してからの事は自由だからな。気にすることはない。」
焦る私に、三輪田先生は余裕な笑顔を向けた。
校長と何を話しているのかと気になりながら、大人しくお絵かきをしている友也と小林先生が戻ってくるのを待っていた。
10分ほど経つと、小林先生はひとりの男性と戻ってきた。
校長先生かと思ったけど、出てきたのは見知った先生だった。
「三輪田先生???」
「覚えててくれてたのか。嬉しいなぁ」
中低域の魅力的な声は相変わらずで、バリトンボイスで名前を呼ばれてキャーキャーと騒いでいた女の子たちを思い出した。
「相変わらず素敵な声ですね」
「大人になってお世辞まで言えるようになったか…お前は俺に興味なかったんだろう?興味は桜木先生」
「えっ…あのっ…」
ウインクまでされてドキッとした。
小林先生に目線をやると、小さく首を横に振られたから、私と友紀也の事はバレていないと分かりホッとした。
「あの時は、桜木先生にご執心だったからな。でもまさか…結婚するとは思わなかったが…卒業してからの事は自由だからな。気にすることはない。」
焦る私に、三輪田先生は余裕な笑顔を向けた。