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会員制秘密趣向倶楽部 ~お好きなプレイを~
第3章 美希三十五歳 リアルママゴト
グラインドの度に、お尻にタマが当たるのも悦い。
彼の性器から伝わってくる熱さが、体中に回っていく。
本物のセックスをしている悦さと、求められる嬉しさ。
「あっ、んんっ、あんっ」
イきたいけれどイったら終わってしまう。でも体は裏腹で、どんどん熱くなっていく。
「んっ、ああっ、ダ、メぇっ、ああんっ! あっ……」
シーツを掴んでいた手が、自然と離れる。
一瞬真っ白になった頭の中では、ビクビクと震える全身が解っただけ。
「はぁっ……。んんっ……」
「ママ? そんなに悦かったの?」
訊く声に頷きながらも、まだ少しボーっとしたまま。
「ボクが、綺麗にしてあげるね」
彼は私の脚を降ろすと、ティッシュでアソコを拭いてくれる。
仕上げはカゴに入っている、赤ちゃん用のおしり拭き。
「あっ……」
体はまだ熱が冷めていない。冷たいおしり拭きでクリトリスまで拭かれると、ビクンと体が跳ねてしまう。
「ちゃんと拭けたよ。ママぁ、ご飯食べたいよぉ」
「その前に……」
私は彼のコンドームを外し、上を向いた自分の口に中身を流し込んだ。
やっぱり精子の味は最高。直接咥えて口に出されるのも好きだけれど、こうやって飲むのも美味しい。
「……じゃあ、ご飯にしましょうね」
彼の言うご飯は、本物の食事。でもやっぱり普通とは違う。
私は下着を穿き、シワも気にせずエプロンを着ける。勿論彼にはおむつを穿かせて。
可動式のキッチン棚を下げた、一番上の一番奥の箱。そこからいくつかの離乳食と子供の食事用エプロンを出した。
食事用エプロンは紙の使い捨てだけれど、わりと素材がしっかりしている。それを彼の後ろで留めた。
三つを電子レンジで温め、デザートの一つはそのままテーブルへ持って行く。
「はい、あーん」
「あーん」
大きく開いた口に、離乳食を入れる。
主人がもっと積極的だったら、私にこんな経験があってもおかしくないのに。
里帰り出産で近所に娘さんが戻ってくると、その大きなお腹が羨ましいと思うこともある。
私だってまだ三十五歳。子供が産める年齢なのに。
近所の人達だって、子供が出来なくて可哀そうだと思っているかも知れない。そんな被害妄想に陥る時だってある。
「ママ? どうしたの? あーん」
「ごめんなさいいね。はい」
彼は、離乳食を美味しそうに食べ終えた。