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王家の婚礼(くすくす姫後日談・その2)
第4章 婚礼当夜
「ぅん、んん?!…ふは!」
スグリ姫は、ぱくんと口に咥えました。
咥えましたが、すぐ出しました。

「うぅ…さっきより、くちじゅういっぱい…」
「…わざわざ報告すんな…」
月の無い夜なのでお互い見えていませんが、二人ともお互いの状態に、赤面して項垂れました。

「だいじょうぶっ、がんばるっ」
そう言うと今度は口をあーんと開けて、あむっと頬張りました。
「ん…む…ん、っ」
「おい、無理すんなっ………っつ!?」

なんということでしょう。
先程の「まず舐めてみろ」が予習になったのか、姫は咥えるのまで上手になっておりました。

「ちょっ…おいっ!」
「ん?んっ、んっ、んぅっ、」
「待て待て待て!」
「んむ、んぅん」
「止めろ、 馬鹿っ!」
「んっ、んん?!んん!」
「っ、…く、 スグリっ、離せっ!…っ」

「んっんっ?!…っつ…っ、んっ、んー……んっ、んっ…けほっ?」
「……あー……クッソ…」

何度かけほけほ咳をしたあとに、はあっと深呼吸をした姫を見て、サクナは寝台にぐったり倒れ込みました。

「…馬っ鹿野郎…出す前に、出せよ…」
いくらなんでも、そこまでする気は無かったのです。
仮にも一国の姫に飲ませるなどとは、由々しき事態です。口が裂けても他言できません。
ではありますが、口から出させても顔にかかっていたでしょうから、それはそれで由々しき事態です。
咥えることを許可した時点で、結果はどっちもどっちです。

「ふぇ?らさらいわひょ、ろみたかったんらもの」
「………はあ?!」
姫は口が疲れたのか、少々呂律が回らなくなっておりました。
言われた言葉を「え?出さないわよ、飲みたかったんだもの」と変換したサクナは、こいつの好奇心は大概すぎると思って溜息を吐きました。
すると、あうあう発声練習めいたことをして呂律を少し戻した姫が、倒れこんでいるサクナの隣にころんと寝転んできました。

「だってわたし、サクナをぜんぶ、ほしいもの。」
「…お前はっ…」
サクナは先程とは違った意味で溜息を吐いて、姫をゆるく抱き寄せました。
そして姫の髪を撫でると、姫の顔を見ずに、名を呼びました。

「…スグリ?」
「…なあに?」
「話がある。」
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