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異形疾病
第5章 ドクター「K」
同僚が罹患した。
院内の仮眠室にいるときに発症したらしい。


医師として優秀な、また人間的にも信頼の置ける、真面目で控えめな男だ。
いざ自分が発症となるとさぞや動揺しただろうが、職員を呼んで必要な初期対応を指示し、そのまま入院した。
身内もなく独り者、時折酒を呑むくらいで趣味らしい趣味もない元々身軽な男だったが、固執せず速やかに職を辞し、あっけないくらいだった。
他の同僚たちも職業柄、皆平静を保ってはいるものの、まだまだ若くこれからという有望な彼の戦線離脱を言葉少なに惜しんでいた。

俺にとって顔見知りの発症は初めてのことで、内心かなり動揺した。

動揺……ちょっと違うかな。
うまく表現できない。
いつ誰がかかってもおかしくない病だともちろん理解しているが、それでも、よりによってあいつなのかという戸惑いが強かった。


仕事の合間に病室を見舞った。
ちょうど脱糞中で、慣れない断続的なオーガズムに苦しそうに震えていた。
助けを求めるように伸ばしてきた手を思わず握ってしまい、放っておけず脱糞が終わるまで付き合ってしまった。

…き…も…ちぃぃ……

震える声で何度もうわごとのように呟いた。俺の目を見て。
その濡れた切実な眼差しを受けとめながら、俺は白衣の下で勃起していた。

そんな予感はあったのだ。

うん、うん、と返事をしながら、ティッシュで涙と鼻水とよだれを拭いてやった。
足元のゴミ箱に捨てるふりをして、痛いほど固くなった自分の陰茎をそっと取り出すと、そのティッシュで覆った。

泣きながらイキ続けている、恍惚と苦悶の表情。

…あぁぁぁ……はぁぁあぁぁぁ……

口角からよだれを垂らし、せつなげに喘ぐ声。
布団が盛り上がるほどに肥大した異様な下半身。

…ああぁぁ……ぁぁ…き…も……ちぃぃ……
ぁぁあぁぁぁ……ぁぁぁ…いぃぃ……

全身を震わせ、何度も昇ってはまた昇る。
脱糞はまだしばらく続きそうだ。
喘ぎながら苦しそうに泣いている同僚に気づかれぬよう、ティッシュ越しに自分の一物を握りしめ、擦らず静かに射精した。


──まいった。
ポーカーフェイスがやっとだった。
下着が濡れてズボンにまで少し滲みてしまった。
戻る前にトイレに寄って、ペーパーで下着や陰茎を拭っているとまた固くなってきてしまい、もう一発抜いた。

…くそっ、どうなってんだ……。
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