• テキストサイズ
君に恋する物語
第3章 穂高さんの運命の恋
かくん、かくん・・・

仕事・・・忙しいのかな?
吊り革を持つ手が揺れてる・・・

眠いのかな?
俺に寄り添えばいいのに・・・
そんな卑猥な心が胸によぎる

やっと見つけた俺の救世主

君は眠りこけて覚えてないかもだけど・・・
俺は覚えてるよ?

俺だけが覚えてたら良くない?
やばいな・・・
抱き締めたくなるな

電車の揺れが俺都合だったらいいのにな・・・
そしたら・・・
この可愛い・・・
愛しい彼女を・・・
口説く口実が出来んのに・・・

俺は覚えてるよ
可愛い君が眠そうに吊り革を持って俺に寄り添った所

(今日は座れなかったんだ)

満員電車の朝のラッシュ

こんなに眠たそうな彼女は仕事が余程ハードなデスクワーク?
残業続き?

夜勤明けの看護師さんだと知るのはもう少し後

彼女の姿をストーカーの様に調べてた俺はもう、はい・・・。
ストーカーでいいのかも知れませんね。

俺の痴漢誤解から始まった数日後・・・
本物の彼女のストーカーになった俺は彼女の規則的な行動範囲を知る事となる
なぜ?
なぜなら?
なぜなのか?

恋故にだよ!!

いつもの様に?
当然の様に?
当たり前に彼女を見つける事が日課になった俺に?
そんな単純な質問は無粋だろう?

彼女を見つける事が出来た俺
長かった日々のご褒美だ
彼女の日常を難なく把握してる自分がここに居る

それをストーカーと呼ぶなら呼べばいい
俺は(愛情故の行為だ)と・・・
堂々と言えるから

こそこそと、彼女が寝てる可愛い寝顔見たさで満員電車を割って歩く
野次云々なんのその!!

俺を止めれるなら止めればいい!!

・・・
まぁ・・・結果ね。
・・・あくまでも、結果よ?
俺は彼女が見たかっただけでさぁ?

そしたら・・・痴漢に間違われた・・・俺がだよ?
今度は彼女を襲う痴漢から助けれたんだよね

俺、ストーカーしてて良かったと心から思った

名前も聞けたし。
彼女も痴漢の冤罪を認めてくれたし!!

そしたらさ?
そしたらさ?

俺・・・
頑張っちゃうしかなくない?
頑張っちゃわないと・・・男じゃなくない?

必死感、丸出しなのは認める
だって、必死だから。

ナンパなんてしたことないけど・・・
ナンパって思われてもいいけど・・・

なら・・・
せめて・・・
引っかかってくれないかな?

俺の一世一代のナンパに・・・さ?

/64ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ