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第4章 暴力の痛み

「煙草を持って来い」



西条様の命令で執事の沢田が火のついた煙草を持ってくる






「なぁ優美｡綺麗な体してるよなぁ」




気味の悪い笑みを浮べながら指先から腕の付け根まで

ベタベタになるほど舐め回していく






「ぎゃぁぁ...あぁ....」




右腕に煙草を押し当てられ唾液の水滴でｼﾞｭｰっと悲鳴のように鳴り


西条様は痛々しい跡のついた部分を激しく舐めている





それのせいでジンワリと痛みを増していく







「あれあれ､こんな綺麗な腕が... ﾋｬﾊﾊ 　どうだ？優美」





「...ありがと..うございます...」






腕にはいくつかの焼きの跡がついている

西条家の印を示す形を主人様は作っているのだ




1週間に1回付けていき何年かしたら完成される






「では､これを着たまえ」




「...分かりました」





渡されたものは太股まであるキャミで普通と違う所は全て透けている事だ





この家で下着なんかは身に着けさせてはもらえない