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第10章 クリスマスツリー

隼人side


帰国、自宅の最寄り駅まであと少し。

後携帯を開くと美香から。

あいつ。帰りの時間やけにしつこくきいてきたな。




『私からのクリスマスプレゼント♡駅前のツリーの下に置いて来たから。早く取りに行かないとまた誰かに取られちゃうよ。 メリークリスマス♪』


はっ！？





俺は急いで駅前の広場へ向かった。





そこには・・・




久しぶりに見る凛。



真っ白のコートを着てツリーを見上げる。



俺は思わず立ち止まりみとれていた。




大きなツリーよりも綺麗な凛を。