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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第4章 夏の夜
 奈々は返事をしなかった。彼の指を咥え、ねじるように頭を前後させている。黒髪が揺れ、尻の動きが早くなった。
 浴室に、「ンッ…、ンッ……」と指フェラを繰り返す、悩ましいうめき声が響いている。
 奈々は、夢中で尻を動かした。性器をぬるぬる通り過ぎる亀頭の感触が、冴えきったように伝わってくる。例えようがないくらい気持ちがよかった。
「奈々、気持ちがよすぎる。太ももを締めちゃだめだって。それに、指にバキュームフェラをするのは、まだあとなんだよ」
 奈々は、まつ毛の隙間から潤ませた目を野上に向けた。ゆっくりと、彼の指から唇が離れてゆく。
 だが下半身では、ウエストを抱かれた露わな尻の谷間が、狂ったように前後し続けていた。興奮してしまうと、奈々は淫乱すぎる女かもしれない。

 浴槽からは、微かに湯気が上っていた。
 絶頂に達しそうになったときには、違う事を考える野上である。
 ふと彼の頭に、爽やかな高原が浮かんだ。麦わら帽子をかぶり、バケツを持った牛の乳搾りの自分の姿だった。
(牛の白いお乳なのか──)
 もしここで自分が絶頂を迎えれば、奈々の尻の間から、狙いが定まることなく、あっちこっちに飛んでしまうかもしれない。せっかく今まで紳士的に接してきたのが、それだと水の泡になりかねない。野上は、言動から服装まで、奈々の前では渋いダンディな男のままでいたかった。
「奈々、ちょっと暑くない? 水のシャワーか、ぬるま湯で体を流すのはどうかな」
 と野上は、奈々の太ももの間で陰茎を勃起させたまま言った。
 そのとき奈々の喘ぎ声が止み、尻の動きが突然止まった。野上が彼女の尻を掴んでも、ウエストに腕を回しても、尻は動かなかった。
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