この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第4章 夏の夜
《野上さん、すごく素敵でした。私の体、こんなふうに開発されちゃうんですね。花火大会の夜も楽しみ。ところで上さま? 私に使っていたマシン、置き忘れていますよ。それに、バイブって? 教えて?》
 野上は、そこで気がついた。ちょっと照れくさかった。だがメールからは、電動歯ブラシに関する嫌な印象は見受けられない。質問してくることから、買ってきた極太バイブも素直に使わせてくれる気がした。
 野上は返事を書きはじめた。
《急に娘たちと会うことになったけど、心構えも必要だと思うから、断ってもいいから。そのときは俺が娘たちに説明するからね。バイブ? 今からシャワーを浴びるから、それはあとでメールするよ》
 と、浴室に向かう野上てある。

 既にシャワーを終えている奈々は、薄手の花柄パジャマだ。彼のメールを読み終え、直ぐに返事を送り終えた。
 彼女は収納から青っぽい浴衣を取り出し、ソファに尻を下ろした。
 青と水色の、薔薇の花柄浴衣だった。
 ──野上さん、この浴衣に気づく?
 ──もし気づいたとき、浴衣を着たまま何時間もお口のご奉仕?
 花火大会の夜を楽しみにしながら、奈々は浴衣をしまうのだった。

 ベッドに座った奈々は電動歯ブラシを手にして、それをじっと見ていた。
(野上さん、こんな物使っていたんだ)
 だが、今夜はオナニーはしない、と奈々は決めていた。花火大会の夜まで我慢すると、快感が倍増する気がするのだ。それに彼からいつ届くかも知れないメールも、待ちどおしかった。
 うつ伏せになった奈々は頬杖をつき、それまで届いていた彼のメールを眺めはじめた。そして彼女は片膝を曲げて、尻を回し始めた。いつも回すように言われていたからである。
 一方、シャワーから上がった野上はスタンドの明かりを点け、奈々のメールを読みはじめた。
《ちょっと緊張するけど、私、会うのは全然平気。ところで、由香さんはどんな人? それに彼氏さんとか妹さんは?》
 メールを読み終えた野上だったが、奈々は少し緊張しているんだな、とそんな気がした。
 スタンドを引き寄せた野上は、考えながらメールを打った。
《そうだな。由香は、ちょっと内弁慶だよ。それに、亜紀って言うんだけどね、彼女はしっかりして奈々の性格にちょっと似てると思う。健太はのんびり屋だな。全員と気が合うと思ってる》
/152ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ