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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第4章 夏の夜
《野上さん、すごく素敵でした。私の体、こんなふうに開発されちゃうんですね。花火大会の夜も楽しみ。ところで上さま? 私に使っていたマシン、置き忘れていますよ。それに、バイブって? 教えて?》
野上は、そこで気がついた。ちょっと照れくさかった。だがメールからは、電動歯ブラシに関する嫌な印象は見受けられない。質問してくることから、買ってきた極太バイブも素直に使わせてくれる気がした。
野上は返事を書きはじめた。
《急に娘たちと会うことになったけど、心構えも必要だと思うから、断ってもいいから。そのときは俺が娘たちに説明するからね。バイブ? 今からシャワーを浴びるから、それはあとでメールするよ》
と、浴室に向かう野上てある。
既にシャワーを終えている奈々は、薄手の花柄パジャマだ。彼のメールを読み終え、直ぐに返事を送り終えた。
彼女は収納から青っぽい浴衣を取り出し、ソファに尻を下ろした。
青と水色の、薔薇の花柄浴衣だった。
──野上さん、この浴衣に気づく?
──もし気づいたとき、浴衣を着たまま何時間もお口のご奉仕?
花火大会の夜を楽しみにしながら、奈々は浴衣をしまうのだった。
ベッドに座った奈々は電動歯ブラシを手にして、それをじっと見ていた。
(野上さん、こんな物使っていたんだ)
だが、今夜はオナニーはしない、と奈々は決めていた。花火大会の夜まで我慢すると、快感が倍増する気がするのだ。それに彼からいつ届くかも知れないメールも、待ちどおしかった。
うつ伏せになった奈々は頬杖をつき、それまで届いていた彼のメールを眺めはじめた。そして彼女は片膝を曲げて、尻を回し始めた。いつも回すように言われていたからである。
一方、シャワーから上がった野上はスタンドの明かりを点け、奈々のメールを読みはじめた。
《ちょっと緊張するけど、私、会うのは全然平気。ところで、由香さんはどんな人? それに彼氏さんとか妹さんは?》
メールを読み終えた野上だったが、奈々は少し緊張しているんだな、とそんな気がした。
スタンドを引き寄せた野上は、考えながらメールを打った。
《そうだな。由香は、ちょっと内弁慶だよ。それに、亜紀って言うんだけどね、彼女はしっかりして奈々の性格にちょっと似てると思う。健太はのんびり屋だな。全員と気が合うと思ってる》
野上は、そこで気がついた。ちょっと照れくさかった。だがメールからは、電動歯ブラシに関する嫌な印象は見受けられない。質問してくることから、買ってきた極太バイブも素直に使わせてくれる気がした。
野上は返事を書きはじめた。
《急に娘たちと会うことになったけど、心構えも必要だと思うから、断ってもいいから。そのときは俺が娘たちに説明するからね。バイブ? 今からシャワーを浴びるから、それはあとでメールするよ》
と、浴室に向かう野上てある。
既にシャワーを終えている奈々は、薄手の花柄パジャマだ。彼のメールを読み終え、直ぐに返事を送り終えた。
彼女は収納から青っぽい浴衣を取り出し、ソファに尻を下ろした。
青と水色の、薔薇の花柄浴衣だった。
──野上さん、この浴衣に気づく?
──もし気づいたとき、浴衣を着たまま何時間もお口のご奉仕?
花火大会の夜を楽しみにしながら、奈々は浴衣をしまうのだった。
ベッドに座った奈々は電動歯ブラシを手にして、それをじっと見ていた。
(野上さん、こんな物使っていたんだ)
だが、今夜はオナニーはしない、と奈々は決めていた。花火大会の夜まで我慢すると、快感が倍増する気がするのだ。それに彼からいつ届くかも知れないメールも、待ちどおしかった。
うつ伏せになった奈々は頬杖をつき、それまで届いていた彼のメールを眺めはじめた。そして彼女は片膝を曲げて、尻を回し始めた。いつも回すように言われていたからである。
一方、シャワーから上がった野上はスタンドの明かりを点け、奈々のメールを読みはじめた。
《ちょっと緊張するけど、私、会うのは全然平気。ところで、由香さんはどんな人? それに彼氏さんとか妹さんは?》
メールを読み終えた野上だったが、奈々は少し緊張しているんだな、とそんな気がした。
スタンドを引き寄せた野上は、考えながらメールを打った。
《そうだな。由香は、ちょっと内弁慶だよ。それに、亜紀って言うんだけどね、彼女はしっかりして奈々の性格にちょっと似てると思う。健太はのんびり屋だな。全員と気が合うと思ってる》