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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第5章 花火大会
(それって、今すぐ私にキスをせよ、そんな要求だろうな)
 と野上は悟った。
 抵抗しない奈々に、組みふせるような長いキスだった。唇が離れても、彼女は野上にしがみついている。
 ガラスの向こうに、仕掛け花火が滝のように流れ始めた。
 野上は、
「そこに立って眺めるのはどうかな。ちょっと臨場感が増すかもしれん」
「上さまって、ほんと私と同じ考え。私もそれを言おうとしたところ」
 一緒に立ち上がるとき、奈々は野上の膨らみに目を奪われた。
(浴衣のあそこ、すごく膨らんでる)
 広いサッシの前に立ったとき、奈々は体を抱かれた。野上にしがみついた。彼女は、彼の胸に頬を埋めている。
 彼女の尻は仕込まれたとおり、妖しげに動き始めていた。
「奈々、仕掛け花火見てごらんよ、すごく綺麗だから」
 だが見上げた奈々は、野上の胸にキスをし始めた。
「もうちょっと下だな」と野上は彼女の体を抱いたまま言った。「んん?」と奈々は、野上の浴衣の前を広げながら、唇が下がってゆく。
 パンツに近づくにつれ、彼女は興奮しているらしい。ねっとりと吸いついては、舌先で彼の腹をちろちろ舐めている。
 しゃがみ込んだ奈々は彼の浴衣を指で寄せて、筋肉質な太ももを舐め始めた。
 もし自分がバージンの女の子なら、ベッドでこんなふうに舐められた場合、唇が太ももの内側に近づくだけで、股は自然に開く気がする。舐められて抵抗できない女の子の心理が、野上にはよく分かる気がした。
 奈々の舌づかいは、野上がじっくりと仕込んだ通りだった。焦らすように舐めている。
「奈々、俺のパンツを下げてごらん」
 奈々は黙って見上げた。指がパンツにかかった。
 下げ始めたとき、肉棒の抵抗感を奈々はパンツに感じた。それでもぐっと下げたとき、浴衣のすき間から極太の肉棒が空中に跳ね上がった。
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