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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第1章 それぞれの思惑
この高台はデートスポットとして知られていた。後から訪れたカップルは、少し離れた場所に車を停める。それがこの駐車場の暗黙のルールらしい。
唇が離れたとき、由香からうっとりとした目で健太は見つめ返された。
健太は今夜、由香の性器に触ってみようと思っている。チャンス到来だった。幸いにも、高台には自分たちだけだ。
息をのみ込むように由香を見て、真面目な顔で健太はきいた。
「あの、ちょっとだけ触らせて?」
何を言われたのか、由香は分からない顔をみせた。少しして気づいたらしく、口もとに両手を添えてくすくす笑った。
(もう…、そんなこと聞く? 何も言わなくていいのに)
由香の眼差しは、ついさっきよりも潤んでいるようだ。
(ほんとに健太って、内気なくせに言うことはストレートなんだから。私から触ってなんて言えるわけないじゃない)
「あっ、ジャンパーを着たまま横になっていると、私ちょっと苦しい」
由香はそう言って体を起こし、ジャンパーを脱ぎはじめた。伏し目がちなまつ毛とツンとした鼻筋だった。
「うん、これで楽だよね」
由香は健太の鼻先に胸を近づけて、ジャンパーを後ろのシートに置いた。
再びシートに体を任せた由香は、両肘で自分の胸を挟むようにして健太を観察しはじめた。彼の視線が上下に泳ぐのは、私の胸と太ももを見ているのだと察しがついた。
由香は、「ンッ」と鼻で言って、太ももを擦り合わせた。彼の首に両腕を回して濃厚なキスをした。
唇が離れたとき、由香からうっとりとした目で健太は見つめ返された。
健太は今夜、由香の性器に触ってみようと思っている。チャンス到来だった。幸いにも、高台には自分たちだけだ。
息をのみ込むように由香を見て、真面目な顔で健太はきいた。
「あの、ちょっとだけ触らせて?」
何を言われたのか、由香は分からない顔をみせた。少しして気づいたらしく、口もとに両手を添えてくすくす笑った。
(もう…、そんなこと聞く? 何も言わなくていいのに)
由香の眼差しは、ついさっきよりも潤んでいるようだ。
(ほんとに健太って、内気なくせに言うことはストレートなんだから。私から触ってなんて言えるわけないじゃない)
「あっ、ジャンパーを着たまま横になっていると、私ちょっと苦しい」
由香はそう言って体を起こし、ジャンパーを脱ぎはじめた。伏し目がちなまつ毛とツンとした鼻筋だった。
「うん、これで楽だよね」
由香は健太の鼻先に胸を近づけて、ジャンパーを後ろのシートに置いた。
再びシートに体を任せた由香は、両肘で自分の胸を挟むようにして健太を観察しはじめた。彼の視線が上下に泳ぐのは、私の胸と太ももを見ているのだと察しがついた。
由香は、「ンッ」と鼻で言って、太ももを擦り合わせた。彼の首に両腕を回して濃厚なキスをした。