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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第1章 それぞれの思惑
深夜、海辺の国道を長距離便が走って行く。小高い丘に建つ家々と野上の自宅まで、走行する音が聞こえてくる。
野上の部屋の明かりが消えたとき、薄手のカーテンには、外の明かりがぼやけていた。
この夜、野上は直ぐに眠れなかった。仰向けで腕まくらをして目を閉じてはいても、抱き心地が良さそうな奈々が浮かんでくる。
(奈々はベッドからメールを送ってきたのか。どんな下着だったのだろう──)
そんなことを考えていると、知らず知らず、ラブホテルでオナニーを見せてくれと、美穂にお願いした出来事が、彼に浮かんでくるのだった。
(美穂って仕込むにつれて、いやらしく変わったんだよな)
野上がバージンを奪ってからは、呼び出す度に彼女は深夜に家を抜け出してきた。
いつも車の中で肉棒をしゃぶらせた。そのあとセックスが始まると、美穂は体中を震わせた。
自分が隣りにいるだけで、美穂は体が火照るらしく、すぐに性器を濡らしていた。
そして、あの日の夜は週末だった。
両親には女友だちのところに泊まりに行くからと、美穂は家を後にした。野上からラブホテルに誘われていたからだ。
バージンを捧げたラブホテルに着くと、美穂はすぐに、浴室でご奉仕を始めた。湯に浸かりながら、仁王立ちの彼の肉棒をしごき、彼が満足するまでフェラチオをする。
そのあと美穂は、浴槽に片手をついて尻を突き出した。片方の指でクリトリスに触り、尻を上下に動かし始めた。野上に言われたからである。
美穂は淫らな快感に狂っていたようだ。
女子大生の上下に動く尻を、野上は湯に浸かって見ている。透明な濡れが彼女の指を伝い、糸を引いて湯に垂れていく。
野上が立ち上がると、尻を向けている美穂は肉棒を握り、自ら挿入し始めた……。
くびれたウエストを曲げ、美穂は尻だけを上下に動かしている。乳首が尖る胸をゆらし、あごを上げて浴室に反響するあえぎ声は、「ンッンッ……」と響き続けた。
「美穂、もうすぐ抜くからね」
「ん、続きはお口ですればいい?」
「強く吸うんだぞ」
野上は、いく寸前で淫汁にまみれた肉棒を抜いた。
美穂は、口を大きく開けて肉棒をしゃぶり込み、強く吸い始めた。口の中に出されても、大好きな彼の為なら抵抗感はなかった。彼がいいと言うまで吸い続けた。