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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第1章 それぞれの思惑
奈々は直ぐに返信メールを打ち始めた。
《私、野上さんからメールが届く予感、あったんです。秘密ですか? それは私のアパートで教えてあげます。こんな時間に今の私、何をしていたと思います? それも秘密ですけどねっ。そうだ、私の今の格好、当ててみませんか?》
奈々はメールを送信したあと、自分でも恥ずかしく思えた。うつ伏せのまま足首をクロスさせて、太ももを締めつけた。
奈々から届いたメールは、意味深だった。今の状況はオナニーをしていたのだと、野上にはそんな気がする。抱かせてくれる女だと、それとなく分かる気がした。
ストレートに言うのは、大人の品格に欠ける。野上はソフトなメールを送ることにした。
《奈々ちゃん、秘密なのかい? ちょっと楽しみだな。格好は、ダブついたパジャマかな。似合いそうだね。何をしていたのかは、ヒントをくれる?》
《残念、パジャマとは違ってる。ヒントは野上さんに見られると、私は恥ずかしくなるのかな。分かります? それに、秘密のことは楽しみにしていてねっ。写メ交換しませんか。待ち受け画面にしたいんですよね。私の送ります》
送られてきたのは、胸の谷間も露わな黒い水着姿だった。ウエストはくびれ、想像していたよりもいやらしげな体だ。ヒントまで書いて、裸でオナニーだと言わせたいに違いない。
写メを見る方法、それは野上にも分かる。だが、携帯で自分を撮ったこともなければ、写メの送信の仕方は分からない。
《奈々ちゃんは、いい体だね。俺は娘に習ってないから、写メの送り方は分からない。それにヒントで分かった。たぶん風呂上がりだね。当たりだろ?》
少し時間を要して、奈々からメールが届いた。
《野上さん、写メは私が教えてあげる。それにね、残念でした。いまの私はお風呂上がりじゃないです。今の私の写メを送るけど、誰にも秘密ですからね。本当の格好、分かります? あと、二人のメールでは敬語なしでいいですか?》
新しく届いた写メは、唇にすき間をつくっていた。両肩は露わで、全裸だと想像できた。奈々は積極的で、もしかしたら男に飢えているのかな、と野上は思った。
常日頃から、女に恥をかかすことは、男として最大の失態だと思う野上だ。彼女の意思に沿うメールを書いた。
《私、野上さんからメールが届く予感、あったんです。秘密ですか? それは私のアパートで教えてあげます。こんな時間に今の私、何をしていたと思います? それも秘密ですけどねっ。そうだ、私の今の格好、当ててみませんか?》
奈々はメールを送信したあと、自分でも恥ずかしく思えた。うつ伏せのまま足首をクロスさせて、太ももを締めつけた。
奈々から届いたメールは、意味深だった。今の状況はオナニーをしていたのだと、野上にはそんな気がする。抱かせてくれる女だと、それとなく分かる気がした。
ストレートに言うのは、大人の品格に欠ける。野上はソフトなメールを送ることにした。
《奈々ちゃん、秘密なのかい? ちょっと楽しみだな。格好は、ダブついたパジャマかな。似合いそうだね。何をしていたのかは、ヒントをくれる?》
《残念、パジャマとは違ってる。ヒントは野上さんに見られると、私は恥ずかしくなるのかな。分かります? それに、秘密のことは楽しみにしていてねっ。写メ交換しませんか。待ち受け画面にしたいんですよね。私の送ります》
送られてきたのは、胸の谷間も露わな黒い水着姿だった。ウエストはくびれ、想像していたよりもいやらしげな体だ。ヒントまで書いて、裸でオナニーだと言わせたいに違いない。
写メを見る方法、それは野上にも分かる。だが、携帯で自分を撮ったこともなければ、写メの送信の仕方は分からない。
《奈々ちゃんは、いい体だね。俺は娘に習ってないから、写メの送り方は分からない。それにヒントで分かった。たぶん風呂上がりだね。当たりだろ?》
少し時間を要して、奈々からメールが届いた。
《野上さん、写メは私が教えてあげる。それにね、残念でした。いまの私はお風呂上がりじゃないです。今の私の写メを送るけど、誰にも秘密ですからね。本当の格好、分かります? あと、二人のメールでは敬語なしでいいですか?》
新しく届いた写メは、唇にすき間をつくっていた。両肩は露わで、全裸だと想像できた。奈々は積極的で、もしかしたら男に飢えているのかな、と野上は思った。
常日頃から、女に恥をかかすことは、男として最大の失態だと思う野上だ。彼女の意思に沿うメールを書いた。