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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第2章 初体験
 海沿いを走っているとき、健太は手を伸ばしてラジオのスイッチを入れた。ウエストコーストサウンドが流れてきた。
(せっかくミニスカートに替えてあげたのに)
 健太に寄り添っている由香は、ボリュームを少し上げた。好みの軽快なサウンドだったのだ。彼女はシートをわずかに倒して、尻を彼の方に向け、車窓に顔を近づけて外を眺めはじめた。
 由香にバージンを捧げられてから、健太は数え切れないほど彼女を抱いた。いま彼女が何をされたくて何をしたいのか、彼はそれなりに分かっている。
 薄手の白っぽいスカートからは、むちっとした太ももが覗き、パンティが見えてしまいそうだった。
 運転を続けながら、健太の手のひらが由香の太ももに触れた。這い上がる指がパンティに触れ、性器をすぐに探り当てた。
 彼女に手首を握られても、
「ほら由香ちゃん、すごく濡れてるよ」
 と有りのままを健太は口にした。
 由香の前髪が眉毛を隠し…火照ったような目で、健太は見つめられた。彼女は無口である。
 これまでは内気な健太だった。しかし由香を抱いてからは、立場は逆転しているに違いない。彼は素早く自分のベルトを外して腰を浮かせると、パンツと一緒にズボンを少し下ろした。
 健太は由香を仕込んでいた。彼女の手を取って肉棒に触らせたとき、冷たく感じる指ですぐに握られた。互いに目が合ったあと、追いかぶさるように舐められ始めた。
「由香ちゃん、いつも言うけど、歯を当てちゃだめだからね」
 健太の股間に由香の髪が乱れている。
「痛い!」と彼の体がびくんと動いた。
(だって、すごくおっきいんだもん)
 はち切れるほどエラが張り詰めているとき、歯が触れると健太は本当に痛かった。それでも後は安心、絶品の気持ち良さを、彼は感じている。
 何台もの対向車とすれ違った。
 今夜のDJは、流暢な英語に日本語を交えて曲を紹介していた。
 ウエストコーストサウンドの特集を聴きながら、高台に着くまでこのまましゃぶらせていよう。彼女の頭に触り、そんなことを思う健太であった。
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