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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第2章 初体験
おそらく、今までで一番早い奈々の返信メールだった。
《野上さんと一緒だったら、すごく楽しそうですね。那覇の街の散策とか、それにお料理。夕暮れのビーチもいいと思います。でも友人は誘わないで二人っきりが、もっと楽しいと思いませんか? あとね、それは今度教えてあげます。ちょっと恥ずかしいことだから》
《沖縄旅行は楽しいだろうね。でもさ、俺と二人っきりだと奈々ちゃんは危険だぞ。じゃあ、恥ずかしいことは今度教えて? 楽しみにしてるよ》
奈々は、野上の言う危険な意味が、セックスのことだと分かってしまった。
《二人っきりで危険なことって何ですか? 私、知りたいです。教えて?》
(分かっているくせに、奈々はいやらしいな)
野上はじっくり考えて、メールを送った。
《じゃあ、この案はどうかな? 今から五分後に、俺は危険なメールを送るから、奈々ちゃんは恥ずかしいメールを送る。同時にどう?》
《分かりました。でも変に思わないでね。じゃあ五分後に。絶対に同時ですからね》
五分が過ぎた。奈々からのメールは、
《私、まだバージンです。ああもう、恥ずかしい》
野上のメールも奈々に届いている。
《危険ってことは、抱かせて欲しいって俺がお願いすることだよ》
再びメールを送る二人である。
《私、初めてだから優しく抱いてね》
《バージンなんだ。それって恥ずかしくないことだよ。嬉しいよ》
《私、お料理得意なんです。野上さんに作ってあげたいです》
《私、告白するのはほんと恥ずかしかったんですよ》
《料理は得意なんだ。それも楽しみだな》
《…………》
《…………》
互いにメールを送り、話しがかみ合わなくなるのは、薄々ながら野上は予想できていた。
《奈々ちゃん、ちょっと待って。あのね、順番に話そう? それにしてもお互いに、いい感じだと思っていたんだね》
《そうですね。私、嬉しいです。質問していい? 野上さんは女性の下着、どんなのが好き?》
(パンティなのか──)
奈々はいやらしい女だと、野上は再確認できた。それでも、女性の下着にはこだわりがある。
《そうだな。派手でカラフルな刺繍のある下着より、シンプルなのが好みだよ》
《私と趣味が合っています。他に質問は?》
《野上さんと一緒だったら、すごく楽しそうですね。那覇の街の散策とか、それにお料理。夕暮れのビーチもいいと思います。でも友人は誘わないで二人っきりが、もっと楽しいと思いませんか? あとね、それは今度教えてあげます。ちょっと恥ずかしいことだから》
《沖縄旅行は楽しいだろうね。でもさ、俺と二人っきりだと奈々ちゃんは危険だぞ。じゃあ、恥ずかしいことは今度教えて? 楽しみにしてるよ》
奈々は、野上の言う危険な意味が、セックスのことだと分かってしまった。
《二人っきりで危険なことって何ですか? 私、知りたいです。教えて?》
(分かっているくせに、奈々はいやらしいな)
野上はじっくり考えて、メールを送った。
《じゃあ、この案はどうかな? 今から五分後に、俺は危険なメールを送るから、奈々ちゃんは恥ずかしいメールを送る。同時にどう?》
《分かりました。でも変に思わないでね。じゃあ五分後に。絶対に同時ですからね》
五分が過ぎた。奈々からのメールは、
《私、まだバージンです。ああもう、恥ずかしい》
野上のメールも奈々に届いている。
《危険ってことは、抱かせて欲しいって俺がお願いすることだよ》
再びメールを送る二人である。
《私、初めてだから優しく抱いてね》
《バージンなんだ。それって恥ずかしくないことだよ。嬉しいよ》
《私、お料理得意なんです。野上さんに作ってあげたいです》
《私、告白するのはほんと恥ずかしかったんですよ》
《料理は得意なんだ。それも楽しみだな》
《…………》
《…………》
互いにメールを送り、話しがかみ合わなくなるのは、薄々ながら野上は予想できていた。
《奈々ちゃん、ちょっと待って。あのね、順番に話そう? それにしてもお互いに、いい感じだと思っていたんだね》
《そうですね。私、嬉しいです。質問していい? 野上さんは女性の下着、どんなのが好き?》
(パンティなのか──)
奈々はいやらしい女だと、野上は再確認できた。それでも、女性の下着にはこだわりがある。
《そうだな。派手でカラフルな刺繍のある下着より、シンプルなのが好みだよ》
《私と趣味が合っています。他に質問は?》