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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第2章 初体験
 質問なのか──。
 ここで野上は、問題に直面した。
 若い気持ちで抱きたいと伝えたものの、今の自分は奈々をいかせる自信がない。舌技でごまかしても、直ぐにばれる気がする。
 ふと、思った。電動歯ブラシは使えないだろうか。スーパーに行けば簡単に買えるではないか。ブラシで尖った乳首をくすぐり、裏の部分でクリを揺さぶる。
 しかし、それは現実的だろうか。裸の奈々をベッドに寝かせ、両膝を立たせて股を優しく開く。彼女が電動歯ブラシに気づかなければ、そのまま使える。だが、スイッチを入れたときに彼女が気づいたなら。まさか、裸の俺が電動歯ブラシを手にして──。
 野上は、ちょっと滑稽すぎる自分が浮かび、それは思いとどめた。
(ここは質問よりも、正直に告白をしておくのが無難だな)
 彼はメールを書き始めた。

 一方、奈々は、パンティを脱いで考えていた。
 この寝室に彼を誘い、こんなふうにパンティを脱がされたときには、一目瞭然で自分のあそこがいやらしいことが知られる。
(ん…、野上さんにこんなことされたい)
 と奈々は膝を立てて、太ももを大きく開いた。
 ベッドには、脱いだばかりの青く透けたパンティが丸まっている。奈々は陰毛に囲まれた花びらを、指で広げはじめた。
(このまま、野上さんに舐められたい)
 花びらは、左右に伸びきっている。性器全体が、べったりと濡れていた。
 そのとき、彼からメールが届いた。
《ちょっとね、告白をしておきたいんだよな。実は、抱きたいメールを送ったには送ったんだけど、今の俺は若い頃のようにパワフルとはちょっと違う。正直に言うと、三十分くらいが限界かもしれないんだよな。こんな俺だけど、抱かせてくれる?》
 奈々はメールを読んで、野上さんは正直なんだ、と思った。その内容から、照れた雰囲気も感じる。彼のことが可愛いく思えた。
 スマホの隣りには、指を拭いたばかりのティッシュが丸まっている。それを見ている奈々は、悪戯な気持ちになった。
《パワフルじゃなくなるの? 何時間もだめなの? でも期待してる、今すぐ私を抱いて。今からして》
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