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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第2章 初体験
(この時間に、私を抱いて…なのか)
 メールを読み終えた野上は、奈々はバージンでも、セックスに飢えているように思えた。
 冗談だと分かったうえで、野上は返事を書いた。
《あのさ、直ぐに抱きたいんだけど、もし俺がパワフルじゃなくなったとき、再びパワフルになる方法もあるんだよな。それ、知ってる?》
 彼から送られてきたメールは、卑猥な内容だった。
 セックスに関して、奈々は学生時代の友人たち。それに仲のいい同僚から聞いて、いろいろなことを知っている。お口でしてあげることかな、と何となく分かった。
《知らないです。それって私が恥ずかしいことですか? あの、来週末は花火大会ですね。一緒にどうですか? でも、その後で教えて?》
 確実に反応するということは、奈々はセックスに関して言いなりになる女だと、野上には思えた。するとメールではなく、彼女の性器にさわりながら教えたくなるのだった。
《花火大会はオッケーだよ。じゃあさ、俺は明日も早出だから、教えるのはそのときでいいかな? そろそろ寝ないと大変なんだよな》
 野上に心情をよくしていたい奈々である。直ぐに返信した。
《そうですね、遅くまでごめんなさい。楽しみに待っています。あと、来週からは私、早く終わるんです。そのとき会うのはどうですか?》
《それもオーケーだよ。それに、メールはこの時間までなら俺は大丈夫。また明日だね、おやすみ》
《はい、また明日。おやすみなさい》

 柿色の灯りが、ベッドでうつ伏せになる奈々の下半身を際立たせている。指が性器に触れた。ぬるぬるする花びら間に、指が少しずつ入っていく。
(あぁぁ…、気持ちいい)
 色気のある彼女の尻が、悶えるように動き始めた。
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