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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第3章 仕込む
 それからの奈々は写真を見るたびに、彼に抱かれる自分が浮かんだ。性器が自然に濡れてくる。部屋で一人になると、机に教科書を広げていても、オナニーをせずにはいられなくなった。
 独り暮らしを始めてからは、喘ぎ声をあげる大胆な自分に気づいた。灯りをつけたまま、性器に指を入れてかき混ぜる。尻が浮き上がり、一方の指でクリトリスを震わす夜は何度もあった。
 しかし野上と会ったことは一度もなく、奈々が想いを募らせても現実的ではなかった。彼は架空のような存在だったのだ。

(野上さんに抱かれてお尻を回すことが、あれほど気持ちいいなんて。次は私のアパートで、裸にされて仕込まれたい)
 かき色の間接照明に切り替えれば、白い壁も青いカーテンも、部屋中が妖しい雰囲気に変わる。仁王立ちの彼の前でパンティを脱いだあと、シーツに胸をすり寄せ、尻を突き上げて、彼を見ながら肉棒をおねだりする恥ずかしい自分が浮かんだ。

 その頃、パジャマを着た野上は布団にうつ伏せになり、今夜のことを思い浮かべていた。
(奈々にはもうちょっと、焦らすことを仕込まなきゃだめだな。まずはお口の特訓からだな)
 枕もとに置いたスタンドの灯りが、メールを打つ野上を照らしていた。
《奈々はほんと可愛い女だね。それに凄く良かった。お願いがあるんだけど、もっと親密に、長く付き合ってくれる? どうかな?》

 机の隣りにある等身大の鏡の前で、奈々が浴衣を着たときである。ベッドに置いていたスマホが鳴った。着信音は野上専用に設定している。
 ベッドに尻を下ろして、彼女はメールを確認し始めた。
 話しの内容は、奈々が予想していたとおりだった。最後に肉棒をしゃぶってあげたのが、功を奏したと思えた。奈々はすぐに返事を打ち始めた。
《もちろんです。でもひとつだけ最初に言っていい? 野上さんはもてそうだから、浮気はしないって私に約束してくれる?》
 送られてきたメールを読んだ野上は、言いたいことをいう女だな、と思った。それに野上さんのあそこは太くて気持ち良かったとか、自慢の肉棒の褒め言葉は、何ひとつ書いていない。野上はちょっとがっかりした。
《浮気はしないしない。それにさ、性器の相性もあると思うんだよ。奈々と俺は性格もそうだけど、それもピッタリだと思うんだよな。奈々はどうだった? 良かった?》
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