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無防備な人妻
第16章 野口耕介 35歳
当初、警察の捜査に怯えていた俺だったが、どうやら俺まで捜査が来ないと安心すると、柴田と連絡が取れない事が悔やまれる気持ちが増していった。

俺はいったい何のためにがむしゃらに働いたんだ?
好きなパチスロも我慢して…
ただ奥さんとヤる事だけ考えて働いていたんだ。

「くそッ!」
"やりてぇよ、奥さんの◯◯ンコにぶち込みてぇ"

俺の我慢は限界だった。
なんとか奥さんとの接点を持ちたかった。
しかし、今奥さんの自宅付近を彷徨くのは危険だ、奥さんに見つかり警察に通報でもされたら一巻の終わりだ。
まして、後先考えずあいつらみたいに凶行な行動なんか取れるはずも無かった。

俺は悶々とする気持ちを解消する為にソープに行き、性欲を発散した。

…味気なかった。
ただ与えられた穴に挿入し、射精して終わり。
俺の満足には到底及ばなかった。
やはり今の俺の欲望を満足させてくれるのはあの奥さんしかいない…
風俗で働くことを生業として、毎日男の欲望の解消をこなしている女とのセックスでは満足出来ない。

あの奥さんは正真正銘の人妻、素人なのだ。
弱みを握られ抵抗出来ない人妻を頂く。
自分の欲望のまま熟れた身体を味わう…
これほど男の征服欲を充たすセックスは無い。

俺は奥さんの自宅の電話番号を調べあげ、奥さんにあの声を聞かせた…奥さんの反応を見たかったのだ。
「はい…」
「もしもし…」しか奥さんの生の声は聞けなかったが、俺が興奮するには充分だった。

奥さんにあの時の喘ぎ声を聞かせている、受話器の向こうで間違いなく奥さんは自分のあられもない声を聞いている。
それを実感するだけで俺は激しく興奮するのだった。
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