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無防備な人妻
第17章 虚無感
私は一人エッチなど今までしたことはありませんでした。
それは独身時代も、結婚してからもそうでした。
夜の営みが少なくても、夫にオルガスムスを感じさせられなくても、今まで一度もオナニーとかしたことはありませんでした。

しかし、人肌が恋しく虚しさを埋めるために、つい自分で自分を慰めていました。
人肌が恋しい…、いえ、もっと正直に言うと…疼いていたんです。
女の身体が疼いて仕方ありませんでした…
身体が疼いて我慢出来なかったのです。

とくに、あのいたずら電話の後などは自分を抑えることが出来ずにいました。
以前は、見えない相手に対して薄気味悪さを感じていました…
誰かは分かりませんが、私の声をテープに収めている…間違いなく一度は私を犯した男に間違いありません。
そんな男が未だに私に付きまとっている…
今でも何処かで私を狙っている。
見えないところから見られている不安、恐怖。

しかし、あの声を…私自身のあの声…喘ぎ声を聞かされると、あの時の事が鮮明に甦ってくるのです。
複数の男達に攻め続けられている私…
抵抗しながらも、嫌がりながらも濡れそぼった女性器…

頭の中はレイプされ喘いでいる私の姿でいっぱいでした。
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