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無防備な人妻
第17章 虚無感
身体が男を…男を欲しがっていました。
私は男達によって快楽を覚えさせられ淫乱な女に開発されてしまったのでしょうか。
いえ、もしかするとこれが年相応の性欲なのかも知れません。
32歳…女として一番脂の乗った年齢です。
男との交わりを求めるのは自然な欲求なのかも知れません。
街を歩けば男達の視線を浴びる、若い男から年配の男まで私の身体に熱い視線…卑猥な視線を向けてきます。
それは脂の乗った女が自然と放つフェロモンに雄の本能が反応しているのでしょう。
しかし、夫は構ってくれません…
32歳の熟れた身体が欲しがる欲求を満たしてはくれません。
私の身体からは、より男を惹き付けるフェロモンが溢れていたのかも知れません…

"誰か…誰か満たして…イヤらしく疼くこの身体…誰か…お願い…"

知らず知らずに私の方から男を誘っていたのでしょうか。
私はこれから平静を保っていられるでしょうか?
疼く身体を持て余し…そぅ、身体は男を強く求めている…
周りの男達から、卑猥な視線を浴びせられながら…
自分の欲求を抑えることが、本当にできるのでしょうか…
近所のご主人達の好奇な視線は続いていました。
男達の、あわよくばと言う気持ち…
チャンスを伺うようないやらしい視線…

そのような視線に晒されながら平静を保つ自信はありませんでした。
身体の変化…私自身の変化が怖かったんです。
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