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第2章 お務め

日曜日のミサの間だけは好きな席に座れる。だからジョアンナは日曜日が大好きになった。

もちろん話すことは出来ないが、俺の腕に掴まって寄り添ったり、手を繋いだり、家でしていたように甘えてくる。

考えてみれば、ジョアンナはマムとの接触がほとんどなかった。ご飯もお風呂も寝るのもみんな俺と一緒。
ジョアンナが寂しいのはマムがいなくなったことより、家に帰れないことより、俺と一緒にいる時間が短くなったからではないか。

ならば決められた時間の中で目一杯一緒に居てあげよう。
今までもそうしてはいたが、ご飯前後もフリータイムも、シスターに叱られるくらいギリギリまで一緒にいた。