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Eternal
第6章 Reunion-再会-
 初めは水分の多さを感じさせる水音が徐々にそれをなくして粘りの強い音と変化していく。男はぶつぶつと呟きながらも指の動きを加速させていった。すると分娩台の研究対象物が大きな痙攣を起こしながら硬直。そしてその後には力が入っていた両足をだらしなく揺らした。股の方向から視線を前に向ければ、研究対象物の双方の山が上下に激しく波打っている。まるで過去にこの島国で起こった地震のようだと男は思った。まだ一人の研究対象物が生きて残っているが、全てを始末する為に監禁していた部屋から出していた。それも恐らくまだ未経験なのだろう。目の前での卑猥な行為に両耳を塞ぎながら身体を丸くして震えている。
「君はこの世で最初で最後にイクことができたね。今までの女たちはこの快楽さえも味わえなかった、君は本当に幸せだよ」
 男はだらしない笑みを浮かべながら手で十字を切る。今頃、この研究対象物の相手の男は必死になって捜索しているだろう。いや、もう諦めたか? これを浚ってから既にひと月近くが経っているのだ。もしも他の男に相手の女が凌辱されていると知ったらどのような気持ちになるのだろうか?
「僕だったら生かしてはおけない。だから……」
 まだ快楽の余韻が残る研究対象物の耳元でだらしなく笑いながら囁く。
「だから、追いかけて捕まえて、殺したんだ……」
 快楽の余韻に浸っていた研究対象物の表情が一気に強張りを見せる。悲鳴を上げたいが上げられない状態にあった。男は囁くと同時に研究対象物の口に猿ぐつわをはめていた。そしてすぐ傍にある手術用の道具の中の一つであるメスを手に取り、それを迷いもなくその研究対象物の下腹部に突き刺し、その箇所をかき回すようにメスを動かした。
 猿ぐつわをはめられている口端から途方もない量の涎が溢れて流れ出す。叫びにならない声はまるで猟師に仕留められた獣の最後の唸り声のようだ。下腹部からは鮮やかな血が迸り、部屋の壁、床、分娩台を紅に染めた。もちろん、メスを握っていた男の手にもそれは大量に付着をした。
 先ほどとは全く異なる痙攣が分娩台の上で続く。今まで『ヒト』の女の生殖器を取るためだけに必死になっていたその男は今、それらを始末する毎に、殺すことに対する興奮を覚える。
「できれば俺のここも挿れてあげたかったけれど、残念…… ここは一人の女にしか触らせたくないし、挿れたくはないんだ」
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