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Dangerous Man
第11章 呆
相変わらず吐き気のしそうな
茶番をやってのける自分に感心する。
『アツシ…好き』
茶番劇に乗ってくる彼女は
一体何を考えているんだろう。
彼女の案内した場所に着いた。
…向かいの道路を渡ればソープ街である。
『リナ…お前……』
ソープ行ったんか?
そう続けようとしたけど黙った。
別になんでもいいや。
そう思うから。
彼女は俺の腕に絡みつき
『こっち♪』
そう言ってデカいマンションに入っていく。
家賃店持ちなんかな?
高そうなマンション。
しげしげと見渡しながら
エレベーターに乗る。
『こっち向いて』
俺はそう言って彼女にキスをする。
『やぁ…待って…』
それでも期待に目を潤ませる。