この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Dangerous Man
第3章 傷
彼女の手を繋いだまま教室の前まできた。
『じゃあねアツシ』
そう言って彼女は入っていこうとする。
隣のクラスやったんや…今更知る。
『あっ!』
そう言って俺のそばに戻ってきた。
少し背伸びをして
『今夜もウチ来て』
そう言いながら頬にキスをしていった。
『エラいラブラブやん』
そう言って冷やかすユタカ
『お前いつから見とってん』
『アカリちゃんがお前に抱きつくとこから』
『最初からやんけ!』
そう言ってユタカの尻を蹴飛ばした。
出席している俺に何故か喜ぶ担任。
俺そんなに来てなかったかな?
なんだかあまりの歓迎っぷりに
少し照れてしまう。