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もっと夢を見ていたい
第10章 21


舌を指で撫でられる。
応えるように舌で指を舐めていく。

『…っ!…はぁっ! ……っ!!』

荒い息遣い。

肌を打つ音。

漏れだす水音。

嬉しそうにヨダレを垂らす自分。

追い込まれていく…。

飲み込まれていく…。

『…っ !はぁっ!…っ〜〜〜っ!!』

口に彼の指を咥えたまま
私は彼を締め付け
全身を震わせ絶頂した。

ゆっくりと私から
彼を引き抜けば間を置いて
精液が足を伝う。

『結…』

優しく呼ぶ声の先を見る。

『…綺麗にして?』

私は彼を口に含む

生臭い…でも満たされる。

丁寧に彼を舐め上げ
残った精液も搾り取った…。

彼は私の頭を撫でると
フェイスタオルを渡し
触れるだけのキスをして

『愛してる…』

微笑んで洗面所から出ていった。
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