この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
もっと夢を見ていたい
第11章 21 ( 2
どうにかひと仕事終え、トイレから出る。
はぁ…疲れる…。
リビングを見渡す。
…ソファに届くかな?
ジャラジャラと歩く。
背もたれには手が着く。だけど
座るほどの長さはない。
っち!
心の中で舌打ちをする。
ゴトゴトと玄関から音がした。
扉を開けて私を見たレン。
『なんしてん?』
いつもの柔らかい表情で聞く。
『……探検。』
何となくそう言った。
『探検は如何でしたか?姫様』
私の頬を撫でながら優しい目をする。
『……トイレは頑張ったら行けた…』
『トイレ?ああ忘れとったわ』
笑いながら腰を引き寄せた。
『も…外して。SMなんか興味無い』
『SM?そんなつもりはないよ。
リード付けただけやん』