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もっと夢を見ていたい
第11章 21 ( 2
彼は何を言っているんだ
『リードなんか付けんでも…!』
『俺が結を閉じ込めたいねん』
そう言って口付けをした。
『結は俺を愛してればええねん。』
こんな事しなくても…
そう言いたかったのに…
彼の目は反論を許さなかった。
私はそのままベッドに連れていかれた。
優しく足首を撫で
『あんまり動き回ったら
足に傷いくからじっとしとき?』
彼の笑顔が怖い。
冷静な思考と諦めの思考が
行ったり来たりする。
その中にこの先に何が起こるのか
密かに期待をしている自分もいた。
『結?腹減ったやろ?
今日はラーメン辞めるけど
代わりに買ってきたで』
弁当とお茶を出された。